最終更新2026年8月14日 21:55

SaaSは死なずCRM内製論争

CRMや採用管理を解約して生成AIで自作する動きへの大火傷予告が続くなか、窓内では採用管理を非エンジニアが内製した実録と、保守・安全・障害責任を理由に外部サービスを残す声が並ぶ。全部解約か全部継続かではなく、どこまで自分たちで作るかが主戦場になっている。

拡散の起点2026-08-14 午前

内製実録の長文が出る

Emooove藤澤氏が、非エンジニアの採用管理内製と営業システムの実録を書き、うまくいった点と保守・安全の痛みを両方出した。

期間8/13予告〜8/14内製実録

信頼度中〜高(予告の起点は窓外、実録と引用の厚みは窓内)

応援27%
なるほど37%
うーん36%

第3回で何が積み上がったか

  1. そーくん

    「SaaSは死なず」のCRM内製論争、また出てきました。この話題の第3回ですね。

  2. ボス

    経緯は、昨日の大火傷予告から、今日は内製実録と分担論まで広がったよね。

  3. そーくん

    第1回は予告が中心で、第2回は実例が出始めた、という理解で合ってますか。

  4. ボス

    合ってる。ただ今夜は、起点になった長文のあと、引用で論点が移っている。

  5. そーくん

    起点になった長文って、解約を勧めた話なんですか。それとも痛みの話ですか。

  6. ボス

    うまくいった点と痛みの両方だ。だから何が起きたかを、拡散の起点つきで先に並べよう。

何が起きたか

  1. 2026-08-13

    CRM解約に大火傷予告

    ベルフェイス中島氏が、CRMなどを解約してClaudeに切り替える動きへ1年後の大火傷を予告した。

  2. 拡散の起点2026-08-14 午前

    内製実録の長文が出る

    Emooove藤澤氏が、非エンジニアの採用管理内製と営業システムの実録を書き、うまくいった点と保守・安全の痛みを両方出した。

  3. 2026-08-14 昼〜夜

    使い分けが引用で増幅

    「死んだのではなく選択肢が増えた」「裏側は外部・画面は内製」といった分担論が窓内の引用で広がった。

いま議論の主流はどれか

  1. そーくん

    時系列だけ見ると、解約していいかどうかの話が中心なのかと最初思いました。

  2. ボス

    そこがずれやすい。いま議論の中で主流になっている見方と、それ以外を分けて見よう。

  3. そーくん

    それ以外って、解約して自作する側の声が厚い、という理解でいいんですか。

  4. ボス

    厚いのはむしろ警告側だ。ただし主流は二者択一じゃない。その配置を見てみよう。

  5. そーくん

    主流の見方とその他が並ぶと、自分がどの前提で読んでるかが一気に見えますね。

  6. ボス

    そう。いま何が主流で、何がそれ以外なのか。議論の現在地を先に押さえよう。

議論の現在地

主流派の視点
作れるようになったことと、作り続けるべきことは別で、状況に応じて使い分けるべきだという見方
その他の視点
  • 保守・監査・障害の責任を取れない会社が解約すると大火傷する
  • 月額を払うほどではない社内ツールは内製が現実的になった
  • 画面は内製し、データや基盤だけ外部に残す分担
  • 安全に配る仕組みがないまま全社導入すると大惨事になる
目立つ論者
  • SaaS事業者・営業支援の経営者
  • 内製を試した事業会社
  • 保守と安全を見る技術者
  • 採用・営業の現場でツールを使う人

3つの陣営の厚みを見る

  1. そーくん

    いまの主流が使い分けなら、空気も中立がいちばん厚いのかとつい思いました。

  2. ボス

    そこが第2回からの変化だ。比率は点じゃなく幅で見る。陣営ごとの厚みを出そう。

  3. そーくん

    第1回は前向きの声が厚くて、第2回で一気に厳しくなった記憶があります。

  4. ボス

    その記憶でいい。ただ今夜は、誰が何割いるかの幅を先に見た方が議論が読める。

  5. そーくん

    賛成と反対の2色だけで見ると、真ん中の使い分け派が消えて見えそうです。

  6. ボス

    その見方でいい。陣営ごとのシェアと、ポジ・中立・ネガの幅を並べてみよう。

世論の分布

意見陣営別シェア(推定レンジ)

Xサンプル上の可視的な言論に占める割合 · 下限—上限

  • 使い分け・分担派30–44%
  • 継続・大火傷警告30–42%
  • 内製推進派18–30%
推定下限推定上限

応援 / なるほど / うーん 集計

陣営をスタンス別に統合 · 内製を前向きに試す声。中央値24に+3

27%
37%
36%
応援 18–30%(内製推進派)なるほど 30–44%(使い分け・分担派)うーん 30–42%(継続・大火傷警告)
テーブルビュー(グラフと同じデータ)
陣営スタンスシェア中心的主張
継続・大火傷警告ネガティブ30–42%作れることと任せて使い続けられることは別。保守と安全と障害責任を取れない解約は1年後に痛む(@k_nakajima_bell、@akiroom、@wesales_kimura)
使い分け・分担派中立30–44%死んだのではなく選択肢が増えた。影響の小さい社内用途は内製、外に出すものや基盤は外部に残す(@emooove、@damuha_、@Koji_WisdomBase)
内製推進派ポジティブ18–30%買うしかなかった時代は終わり、自社の仕事に合うものを安く作れる。小さい組織ほど試しやすい(@_ART_TRA、@emooove)

何が噛み合っていないのか

  1. そーくん

    意見の陣営が3つあるなら、争点も解約していいかどうかの一本なんですか。

  2. ボス

    一本に見えて、実は論点が2つある。噛み合っていない線を先に分けて見よう。

  3. そーくん

    噛み合っていないというのは、同じ言葉で別のことを争っている感じですか。

  4. ボス

    近い。危険だと言う側と、小さく試せるという側で、守っているものが違う。

  5. そーくん

    じゃあ危険だと言う側と試せる側の言い分を、論点ごとに見た方がいいですね。

  6. ボス

    いまの見立てでいい。進行中の論争を、A側とB側の言い分で並べてみよう。

進行中の論争

論点1

社内の顧客管理は解約して自作してよいか

A側 · 危険

動く画面は作れても、保守・権限・障害の責任は素人では追えない。顧客情報を載せるなら外部の枯れた安心が要る。

B側 · 試せる

非エンジニアでも採用管理が形になった。月額を払い続けるほどではない社内用途は、まず小さく作ってよい。

根拠: 中島氏の大火傷予告と、藤澤氏の採用管理内製実録

論点2

死ぬのは製品か、画面の価値か

A側 · 製品

日程調整のような薄い社内ツールは代替され、残るのは巨大な基盤だけだ。

B側 · 画面

人が手で押す画面の価値は薄れるが、データと安全な運用を引き受ける価値は残る。裏側は外部、体験は内製だ。

根拠: 「ちゃちなサービスは消える」と「APIだけ残して画面は内製」

主なポスト

emooove@emooove·内製実録の起点「SaaS is dead」という言葉が流行ってると思います。AIでコードが書ける時代になったんだから、SaaSに月額を払うのはやめて自社用に作ればいい、という論調です。 弊社Emooove(イムーヴ)もこの数ヶ月、社内システムの内製に振り切ってきました。実際にやってみて、うまくいったことも、痛い目を見たことも両方あります。… まとめ:SaaSは死んでいない。選択肢が増えただけ採用管理の内製成功と保守・安全の痛みを両方書き、死んだのではなく選択肢が増えたと結んだ。
k_nakajima_bell@k_nakajima_bell·解約への予告「SaaS is dead!!」 「もう何でもAIで自社用に作れるじゃん!!」 と張り切ってCRMや社内システムSaaSを解約し、Claudeに切り替えようとしている皆さん。 1年後、大火傷するぞ🔥 なぜか?顧客管理の解約と自作切り替えに、1年後の大火傷を予告した先行フレーム。

編集部まとめ

結局なにが主戦場なのか

  1. そーくん

    ここまでの話を踏まえると、死んだかどうかが芯じゃない気がしてきました。

  2. ボス

    その感覚でいい。全部解約か全部継続かではなく、どこまで自分たちで作るかだ。

  3. そーくん

    第1回の空気は前向きが厚くて、第2回であれだけ厳しくなったんですよね。

  4. ボス

    第1回は前向きが42%から52%。第2回は否定が38%から52%まで厚く、警告が支配した。

  5. そーくん

    それが今は否定30%から42%、中立30%から44%、前向き18%から30%ですか。

  6. ボス

    そう。第2回より否定が少し引き、拮抗に戻った。使い分けが主戦場だと読める。

  7. そーくん

    なんで第2回であれだけ空気が厳しくなって、今夜はまた分かれたんですか。

  8. ボス

    予告だけのときは痛みの想像が先行する。実録が出ると、うまくいった面も混ざるからだ。

3つの側は何を守るか

  1. そーくん

    ここから先は、今の3つの陣営がそれぞれ何を守ろうとして争ってるかですよね。

  2. ボス

    継続派は、保守と安全と障害の責任を取れない解約は、1年後に痛むと見ている。

  3. そーくん

    作れる画面と、障害のときに誰が責任を取るかは、別物だということですか。

  4. ボス

    そう。顧客情報を載せるなら、枯れた外部の安心が要る、というのが彼らの芯だ。

  5. そーくん

    使い分け派は、継続派の警告をまるごと否定しているわけではないんですよね。

  6. ボス

    否定してない。死んだのではなく選択肢が増えた、と位置をずらしているだけだ。

  7. そーくん

    影響の小さい社内用途は内製、外に出すものや基盤は外部、という切り方ですか。

  8. ボス

    その通り。内製推進派はさらに踏み込み、買うしかなかった時代は終わったと見る。

  9. そーくん

    小さい組織ほど試しやすい、というのは、失敗しても傷が浅いからだと思います。

  10. ボス

    月額を払い続けるほどではない社内ツールなら、まず小さく作ってよい、という立場だ。

  11. そーくん

    なんで同じ「内製していいか」の話なのに、ここまで噛み合わないんですか。

  12. ボス

    守るものが違う。一方は顧客情報の事故責任、他方は毎月払い続ける無駄を嫌う。

  13. そーくん

    顧客管理を解約してよいか、と薄い社内ツールを自作していいかは、別質問ですね。

  14. ボス

    その通り。死ぬのは製品か画面か、も同じ言葉の「死」で別の価値を争っている。

一社の実録をどこまで一般化するか

  1. そーくん

    ただあの内製の実録、うまくいった話としてそのまま一般化していいんですか。

  2. ボス

    いけない。社員数十人規模の一社体験で、大企業にはそのまま当てはまらない。

  3. そーくん

    権限の設計も監査も、人数が桁違いだと痛みの出方が変わるということですか。

  4. ボス

    そう。画面が動く話と、全社の顧客情報を預ける話を、同じ成功談にしてはいけない。

  5. そーくん

    「SaaSは死んだ」みたいな大きい宣言も、いまの主戦場と同じなんですか。

  6. ボス

    違う。死んだ側の大きな宣言は投資家談話の再話が多く、いまの主戦場は使い分けだ。

  7. そーくん

    英語の流行語が引用原文に残ってるのも、その再話が混ざってるからですか。

  8. ボス

    原文には残る。ただ分析では言い換えている。流行語そのものが結論ではない。

  9. そーくん

    顧客情報を載せた内製で、もう事故が起きている、という話は確定なんですか。

  10. ボス

    確定した大事故報告は、今回見ている範囲にない。いまあるのは予告レベルだ。

  11. そーくん

    解約してうまくいった側の一次報告が細いのも、全体の読みを歪めそうです。

  12. ボス

    SaaS事業者側の声が厚い。成功して静かに使っている側は、そもそも発信しにくい。

誰の声が厚く聞こえるか

  1. そーくん

    発信してる人が厚い側に見えると、全体もそっちに傾いてる気になりますね。

  2. ボス

    発信しているのは一部で、大多数は黙っている。厚い声が全体の空気に見えやすい。

  3. そーくん

    それ、まさに今回の、解約成功の一次報告が細いのに警告が厚い、という偏りですね。

  4. ボス

    この種の道具は、画面の出来だけでは選ばない。壊れたとき誰が責任を取るかで残る。

  5. そーくん

    じゃあ今回の「枯れた安心が要る」というのは、機能ではなく責任の置き場ですか。

  6. ボス

    そう。監査や権限、障害対応を外部に残すのは、画面が作れないからではない。

  7. そーくん

    月額を払っている対象が、画面そのものではなく運用の引き受け、ということですか。

  8. ボス

    外から見ると意外だが、社内で人が押す画面は、いちばん置き換えやすい部分だ。

  9. そーくん

    じゃあ今回の裏側は外部・体験は内製は、その置き換えやすい部分から切ってるわけですか。

  10. ボス

    もう一つ。対立がある話題だけを拾っているので、拡散した出来事の全体像ではない。

  11. そーくん

    祝福や静かな成功は、この記事の土俵にそもそも上がってこない、ということですね。

この読みが崩れる条件

  1. ボス

    この読みが変わる条件も、一つずつ置こう。まず内製側の事故が報じられたときだ。

  2. そーくん

    採用管理や顧客管理で、情報漏洩や長期停止が出たら、警告側が一気に厚くなりますね。

  3. ボス

    逆もある。解約して1年運用できた、という検証報告が複数出れば、予告の前提が揺らぐ。

  4. そーくん

    一社の自慢ではなく、複数の検証が出ないと、内製推進の一次報告は細いままですね。

  5. ボス

    もう一つ。大手が画面は内製・基盤は外部を、標準方針として出せば主戦場が固定する。

  6. そーくん

    今は個人の実録と引用の話で、会社の公式な分かれ方にはまだなってない、と。

  7. ボス

    その理解でいい。いまは使い分けが厚いが、事故か成功検証か方針発表で一気に寄る。

  8. そーくん

    つまり今の拮抗は仮の安定で、次の実害か実働報告でまた寄る、ということですね。

  9. ボス

    そーくんの出張精算の表も、作った翌月から本人以外だれも触れなくなってなかったか。

  10. そーくん

    まいりましたー。保守まで見る余裕が自分にないのは、身に覚えがありすぎます。