最終更新2026年8月14日 16:20

SaaSは死なずCRM内製論争

CRMや採用SaaSを解約してClaudeで自作する動きへの大火傷予告が続くなか、窓内では採用SaaSのUIを内製しAPIだけ残す実例と、非エンジニアがATSを作って保守で苦しんだ実録が並んだ。全部解約か全部継続かではなく、裏側はSaaS・体験は内製、という分担が主戦場になっている。

拡散の起点2026-08-13 夜

kubellがAPI+内製UIを実況

山本正喜氏が、採用SaaSをAPIの有無で乗り換え、面接官はSaaSのUIを使わず人事の内製UIだけで回していると報告し、全部解約ではない分担論が立ち上がった。

期間直近36時間中心(15時間窓内は実録と分担論)

信頼度中〜高(中島・山本の起点は窓直前。窓内はEmooove長文とHelpfeel CTO、API分担の整理が中心)

応援19%
なるほど36%
うーん45%

SaaS内製論争の第2回

  1. そーくん

    このSaaS内製の話題、第2回ですね。前回は解約の大火傷予告が中心でした。

  2. ボス

    経緯は、日経のSaaSは死なない報道の直後、CRMをClaudeで自作する動きに1年後の大火傷が予告された話だよね。

  3. そーくん

    でも今回は解約か継続か、だけじゃない空気になってますよね。何が変わったんですか。

  4. ボス

    起点は集計期間の直前で、期間の中は実録が増えた。誰が何を書いたか、順に見てみよう。

  5. そーくん

    実録って、作ってみた人の話ですか。予告だけより現場の声が重い気がします。

  6. ボス

    そう。成功談と痛い目が並ぶから、順番を押さえるとあとの議論が読みやすい。

何が起きたか

  1. 2026-08-13 昼

    中島氏が大火傷を予告

    ベルフェイス中島氏が、CRMを解約してClaudeに切り替える動きに対し、保守・監査・障害時の責任とAIコスト増で1年後に大火傷すると書いた。

  2. 拡散の起点2026-08-13 夜

    kubellがAPI+内製UIを実況

    山本正喜氏が、採用SaaSをAPIの有無で乗り換え、面接官はSaaSのUIを使わず人事の内製UIだけで回していると報告し、全部解約ではない分担論が立ち上がった。

  3. 2026-08-14 午前

    内製して痛い目の実録

    Emooove藤澤氏がATS内製の抜け漏れ・障害・セキュリティを長文で公開。Helpfeel CTOはバイブコーディング由来の低品質SaaS惨事を予告した。

主流は全部解約ではない

  1. そーくん

    解約して自作、が主役かと思ったら、主流の見方はもう一段先の整理なんですね。

  2. ボス

    死ぬのはSaaSそのものではなく、画面が主役という前提だ、という見方が厚い。

  3. そーくん

    画面だけ自前にして、裏側は残す、ということですか。全部自作とは違いますね。

  4. ボス

    その分担がいま一番厚い。基幹まで切るか、画面だけか、他の見方との差を見ておこう。

  5. そーくん

    基幹のCRMまで同じ理屈で切っていいのか。そこで見方が割れそうですよね。

  6. ボス

    そこが次の見どころだ。いまどの整理が厚いか、先に本文で押さえておこう。

議論の現在地

主流派の視点
死ぬのはSaaSそのものではなく「UIが主役」という前提で、保守はベンダー・体験は内製という分担が合理だ、という整理が厚い。
その他の視点
  • CRMのような基幹を解約して自作すると監査と障害で大火傷する、という継続論
  • 非エンジニアでもATSが作れる、ただし直し続ける前提が要る、という内製実録
  • マクロ属人化の再来、セキュリティ・可用性の大惨事予告
目立つ論者
  • SaaS経営者(ベルフェイス・kubell)
  • 内製を試した事業会社CEO
  • SaaS CTO・面接官アカウント
  • BtoBマーケ/営業ツール層

空気は前回から逆転した

  1. そーくん

    前回は前向きが42から52パーセントで一番厚かったのに、今回は逆なんですか。

  2. ボス

    いまは否定が38から52パーセントで一番厚い。実録が出て、空気の重心が寄った。

  3. そーくん

    作れる話より、直せない話の方が今回の数字を動かした、ということでしょうか。

  4. ボス

    そういう読みはできる。ただし陣営は3つあって、賛成か反対かの2択ではない。

  5. そーくん

    中立が28から40パーセントもあるなら、勝ち負けより帯の厚みが大事ですね。

  6. ボス

    じゃあ分布を見てみよう。誰がどの帯にいるかを先に押さえるとあとが追いやすい。

世論の分布

意見陣営別シェア(推定レンジ)

Xサンプル上の可視的な言論に占める割合 · 下限—上限

  • 保守継続派38–52%
  • API分担派28–40%
  • 内製置換派14–24%
推定下限推定上限

応援 / なるほど / うーん 集計

陣営をスタンス別に統合 · 全部解約の声は少数。窓内は実録で射程が狭まった

19%
36%
45%
応援 14–24%(内製置換派)なるほど 28–40%(API分担派)うーん 38–52%(保守継続派)
テーブルビュー(グラフと同じデータ)
陣営スタンスシェア中心的主張
保守継続派ネガティブ38–52%作れることと使い続けられることは別で、CRM解約は保守・監査・責任で大火傷する。(@k_nakajima_bell、@akiroom)
API分担派中立28–40%SaaSは死なない。UIだけ内製し、認証・監査・データはAPIの裏側に残すのが現実解だ。(@cwmasaki、@RadineerE10、@emooove)
内製置換派ポジティブ14–24%自社業務に合わないSaaS UIに業務を合わせる方が高く、一定の社内システムは自作できる。(@okapi_fukugyo、内製ATSの実務層)

解約と非エンジニアで割れる

  1. そーくん

    論争はCRMを切ってよいかと、非エンジニアでも回せるか、の2本なんですか。

  2. ボス

    そう。片方はデータと責任、片方は作れたあと直せない、で噛み合っていない。

  3. そーくん

    同じ内製という言葉でも、どこまで切るかが違うと話がすぐすれ違うんですね。

  4. ボス

    画面だけ残すのか、基幹まで自作するのか、で前提が違う。論点ごとに見てみよう。

  5. そーくん

    作れる側も直せない側も、どちらも実体験を持っているのが厄介なんですね。

  6. ボス

    体験が割れているから終わらない。どこで噛み合わないかを先に見ておこう。

進行中の論争

論点1

CRMを解約して自作してよいか

A側 · 大火傷

バグ・権限・監査・担当者退職後の保守とAIコストで、浮いた年額は消える。

B側 · UIだけ

基幹データはSaaS APIに残し、合わない画面だけ内製すれば業務にフィットする。

根拠: 中島スレの保守リストと、kubell人事のAPI乗り換え実況

論点2

非エンジニア内製は実務になるか

A側 · 作れる

入社2ヶ月の採用担当でもATSが形になり、フィットと改修速度はSaaSより上だ。

B側 · 直せない

取り込み漏れや突然のダウンが本業を止め、セキュリティはノリで追えない。

根拠: Emooove長文の成功と障害の両面

主なポスト

k_nakajima_bell@k_nakajima_bell·継続派の起点「SaaS is dead!!」 「もう何でもAIで自社用に作れるじゃん!!」 と張り切ってCRMや社内システムSaaSを解約し、Claudeに切り替えようとしている皆さん。 1年後、大火傷するぞ🔥 なぜか?CRM解約ブームへの警告として引用41を集め、シリーズ継続の親投稿になった
k_nakajima_bell@k_nakajima_bell·保守項目の定義AIで「作れる」ことと、会社で「安心・安定して使い続けられる」ことは、まったく別物。 AIで驚くほど簡単に作れる。 自由にカスタマイズできる。 でも、本当に大変なのはそこから。 ・バグ修正 ・セキュリティ対策 ・複雑な権限管理 ・データ移行 ・他システムとの連携 ・上場企業なら監査対応 ・開発担当者が辞めた後の保守 ・自社開発してしまったことによる「現場からの際限ない改善要望」 ・情報漏洩や障害が発生したときの「責任問題」 etc...継続派が反復する「作れる≠使い続けられる」の中身を箇条書きで定義した

編集部まとめ

主戦場は画面と裏側の分担

  1. そーくん

    ここまでの話を踏まえると、全部解約か全部継続か、が本丸じゃないんですね。

  2. ボス

    そう。主戦場は裏側はSaaS、体験は内製、という分担の話に移っている。

  3. そーくん

    前回はSaaSは死なない対大火傷予告、が中心でした。何が変わったんですか。

  4. ボス

    前回は予告と方針の話が厚かった。今回はAPIと内製画面の実況と、痛い目の実録が出た。

  5. そーくん

    空気も、前回は前向きが42から52パーセントで一番厚かったのに、今は逆ですね。

  6. ボス

    否定が38から52パーセントまで厚くなった。作れる話より、運用の傷が数字を動かした。

  7. そーくん

    その否定側、保守継続派の言い分って、要するに作れたあとの話なんですか。

  8. ボス

    作れることと使い続けられることは別だ、と見る。CRM解約は監査と障害で大火傷する、と。

  9. そーくん

    じゃあ中立のAPI分担派は、解約にも全残しにも乗らない、ということですか。

  10. ボス

    SaaSは死なない、と見る。認証も監査もデータもAPIの裏側に残し、合わない画面だけ自前にする。

  11. そーくん

    内製置換派は、合わない画面に業務を合わせる方が高い、という主張なんですね。

  12. ボス

    一定の社内システムは自作できる、という立場だ。三者が同じ内製でも指している範囲が違う。

声が厚い側と実録の条件

  1. そーくん

    なんで分担が主戦場になると、解約派と継続派のあいだに中立が厚くなるんですか。

  2. ボス

    全部切ると責任が残る。全部残すと画面が合わない。どちらも捨てきれない人が真ん中に寄る。

  3. そーくん

    それ、SaaSを売っている側の声が厚い、という注意点とも関係しますか。

  4. ボス

    関係する。この集計ではSaaS経営者の声が厚く、解約して成功した事業会社の一次報告は少ない。

  5. そーくん

    成功した会社は黙って使い続けるから、見える声が片側に寄る、ということでしょうか。

  6. ボス

    世論を見る仕事ではよくある。怒りの予告は拡散しやすく、静かな成功はタイムラインに残りにくい。

  7. そーくん

    それ、まさに今回の大火傷予告が厚くて、成功の一次報告が薄い、という偏りですね。

  8. ボス

    もう一つ。中島氏と山本氏の起点は15時間窓の直前で、窓の中は実録と整理が中心だ。

  9. そーくん

    起点そのものより、あとから乗ってきた実録の方が、この期間の主役なんですね。

  10. ボス

    そう。だからEmooove藤澤氏のATS内製も、条件付きの実録として読む必要がある。

  11. そーくん

    条件付き、というのは会社の規模が小さいとか、そういう留保があるんですか。

  12. ボス

    小規模で、社内利用で、セキュリティ人材がいる。その条件が揃った実録だ。

  13. そーくん

    同じATS内製でも、人材も規模も違う会社にそのままは当てはまらない、と。

  14. ボス

    Klarnaの再契約みたいな海外事例も、この集計では二次引用で、一次確認ではない。

  15. そーくん

    海外の有名どころを、この36時間の証拠みたいに使うのは早い、ということですね。

内製の意味が人によって違う

  1. ボス

    同じ内製でも、基幹を切る話と画面を足す話が混線している。言葉の指す範囲が違う。

  2. そーくん

    なんでCRMを丸ごと切るか、画面だけ直すか、でそんなに話がすれ違うんですか。

  3. ボス

    守るものが違う。監査と障害の責任を持つ人と、現場の画面を使う人では損得が逆になる。

  4. そーくん

    じゃあ今回の分担論は、両方の損を同時に減らす話、ということなんですか。

  5. ボス

    企業向けソフトではよくある。買うものは画面ではなく、壊れたときの責任の置き場だ。

  6. そーくん

    夜中に止まったとき、誰の電話が鳴るか。それが契約で買っている中身なんですね。

  7. ボス

    言われてみれば地味だが、画面の月額より、障害時にベンダーへエスカレーションできるかが本体だ。

  8. そーくん

    じゃあ山本氏のAPIだけ残す話は、責任の置き場はベンダーに残した、ということですか。

  9. ボス

    面接官はSaaSの画面を使わず、人事の内製画面だけで回している。データと認証は向こう側だ。

  10. そーくん

    一方の大火傷側は、浮いた年額がバグと権限と退職後の保守で消える、と見ます。

  11. ボス

    AIの利用料も増える、と見る。画面を安くしても、直し続ける費用が年額を食う、という計算だ。

  12. そーくん

    非エンジニアでもATSが形になる、という実録とは、どこで噛み合わないんですか。

  13. ボス

    入社2ヶ月の採用担当でも形になると見る側と、取り込み漏れや突然の停止が本業を止める側だ。

  14. そーくん

    作れる速度と、止まったときの損失、どっちを先に見るかで結論が逆になりますね。

  15. ボス

    セキュリティはノリで追えない、という指摘もある。権限設計は画面の見た目より後回しになりやすい。

  16. そーくん

    HelpfeelのCTOが予告してた低品質SaaS惨事も、同じ穴を見てるんですか。

  17. ボス

    バイブコーディング由来の低品質SaaS、という予告だ。作る速度が上がると、直す文化が追いつかない型だ。

1年運用が出ると読みが変わる

  1. そーくん

    この読みがひっくり返る条件って、どの報告が出たときが一番効くんですか。

  2. ボス

    CRMを解約して1年運用できた、という一次報告が複数出れば、大火傷前提は揺れる。

  3. そーくん

    逆に、内製ATSの情報漏洩や長期ダウンが出たら、分担論も傷つくんですか。

  4. ボス

    画面だけ自前でも、取り込みや権限の穴は残る。長期停止が出れば、内製体験の側が薄くなる。

  5. そーくん

    大手SaaSが公式に、画面なしのAPI課金へ舵を切ったら、また別ですね。

  6. ボス

    ヘッドレスやAPI課金への一次発表が出れば、分担は例外ではなく商品になる。いまはまだ予兆だ。

  7. そーくん

    あと、この記事は対立がある話題だけを拾ってる、という注意も要りますよね。

  8. ボス

    Xで拡散した出来事の全体像ではない。黙って使い続けている会社は、ここに出てこない。

  9. そーくん

    だから今の否定38から52パーセントも、黙っている層を入れた世論調査ではない、と。

  10. ボス

    そう読む。見える声の分布であって、導入企業全体の賛否を測った数字ではない。

  11. そーくん

    結局、来年まで見るなら、解約の1年運用か、内製側の事故報告か、ですね。

  12. ボス

    そーくんが社内ツールを週末で作る前に、止まった夜中の当番表だけ先に書いておけよ。

  13. そーくん

    まいりましたー。当番表なしで動かすのは、まさに今回の火傷コースでした。